2011年12月28日水曜日

サイボウズ・ラボユース「冬の開発合宿」 を実施

サイボウズ・ラボユース「冬の開発合宿」を12月に開催しました。

開催期間:12/26(月)~27(火)
開催日数:1泊2日
開催場所:Bumb 東京スポーツ文化館
    『新木場駅』より徒歩10分

2011年8月19日金曜日

サイボウズ・ラボユース「中間成果報告会」を実施

8月の合宿の直後、サイボウズ・ラボユースを創設後初の「中間成果報告会」を開催しました。



 開催日時:8/18(木)14:00~17:00
 参加費用:無料
 開催場所:セミナールーム
 タイムスケジュール:
      14:00~16:00 中間成果報告会
      16:00~17:00 ご歓談、撤収
 発表プログラム:
  1.「ロボット制作を支援するログ解析プログラムの開発」
  2.「世界最速の正規表現JITエンジンの実装」
  3.「JavaScriptによる型推論器の実装と可視化」
  4.「世界で一番仕様に忠実なJavaScript処理系の作成」
  5.「現役高校生の考えるクラウドOSの設計と実装」
 
サイボウズ・ラボユース各メンバーからの発表の後、質疑応答の時間を設け、一般参加者の皆さまより大変良いアドバイスを受けることができました。
2011年8月16日火曜日

サイボウズ・ラボユース「夏の開発合宿」を実施

サイボウズ・ラボユースのメンバー全員の顔合わせも兼ねて「夏の開発合宿」を実施しました。
関東地方に住んでいる人以外にも、遠方の長野県からの参加者もありました。

■サイボウズ・ラボユース「夏の開発合宿」

開催期間:8/16(火), 17(水), 18(木)
開催日数:2泊3日
参加者数:13名(宿泊8名、日帰り参加5名)
開催場所:川崎グランドホテル



■デバッグ演習
合宿中は各自それぞれのテーマで開発を進めるのと別に時間を取って、デバッグ演習の競技を行なったりしました。あらかじめバグを埋め込んだ、10万行を超えるC言語で書かれたRuby処理系のソースコードを与え、タイムトライアルでバグを探し出し、それを修正する演習です。これは、西尾さんが作成したセキュリティ&プログラミングキャンプでの演習問題なのですが、サイボウズ・ラボユースの学生さんと一緒にサイボウズ・ラボの社員も交じってデバッグ演習に参加ししました。中にはコンパイル環境がそろわずに、ソースコードを眺めるだけでバグを次々と特定する社員も出現し、大変盛況でした。
2011年4月4日月曜日

他の制度との比較

サイボウズ・ラボユースと、他の制度を比較した表は以下となります。

通常のアルバイトやインターンでは、会社の業務に近い就業体験ができることがメリットですが、逆に業務に近い内容のお仕事をお願いした場合、NDA契約(秘密保持契約)を締結する必要が出てくる場合があります。これに対してサイボウズ・ラボユースの場合は、個人のソフトウェア開発を奨励する制度のため、会社との特別なNDA契約の締結を必要としていません。報酬については、作業時間単位での換算で、上限は年間103万円までとしています。

学生さんはやはり学校で勉強することが本分ですので、本業の支障のない範囲で、かつ保護者の扶養から外れない程度の上限を設置しています。これは他の育英制度の月額費用などを参考に設定しました。
2011年3月31日木曜日

サイボウズ・ラボユース創設プレスリリース

学生クリエイターを対象とした「サイボウズ・ラボユース」を創設 世界に通用する若手開発者の発掘と育成を目指し、ラボのメンバーが直々に指導■プレスリリース

2011年3月31日(木)にエンジニア志望の学生にソフトウェアの開発支援をする「サイボウズ・ラボユース」を創設いたしました。

サイボウズ・ラボユースは、学生の若手クリエイターに研究開発の機会を提供する団体として、世界に通用する日本の若手エンジニアの発掘と育成を目指します。

■サイボウズ・ラボユース設立の背景

サイボウズは、研究開発を専門に行うサイボウズ・ラボ株式会社(以下サイボウズ・ラボ)を2005年8月に設立し、テクノロジーの追求と、中長期的な視点に立って情報共有ソフトウェアの研究開発を進めてまいりました。一方で、ソフトウェアを取り巻く技術の進歩のスピードはますます早まり、幼いころからコンピューターやインターネットに親しんできたデジタルネイティブ世代の活躍も目立つようになり、大人顔負けのソフトウェアを開発する小中高生や大学生のクリエイターが登場してきました。また、そのような学生の若手クリエイターたちからサイボウズ・ラボの研究開発について関心を頂く機会が増えてきました。そこでサイボウズでは、今後の研究開発の発展と世界に通用する日本の若手エンジニア育成のため、有望な中高生、大学生を集めたサイボウズ・ラボユースを設立し、参加者に研究開発の場を提供いたします。
なお、サイボウズ・ラボユースは、サイボウズ・ラボ代表取締役社長の畑が代表を兼務いたします。

■サイボウズ・ラボユース募集要件

上記事業目的を達成するため、日本全国から技術者(学生)を募集いたします。

【初年度の募集人数】
・コアメンバー若干名/年(個人の研究開発プロジェクトを奨励します)
・サブメンバー若干名/年(遠方の勉強会参加など交通旅費の支援を受けられます)

【研究対象テーマ】
・新しいプログラミング言語処理系の研究開発
・テンプレートエンジン、正規表現エンジンの高速化
・オペレーティングシステムの設計と実装
・音声認識ソフトウェアの新しい応用
・その他、コンピュータサイエンス分野の研究開発

【奨励金制度】
・年間103万円を上限(※1)にサイボウズが奨励金を支払います
・個別に契約を結び、開発時間に応じた報酬を支払う形式とします

【権利関係】
・著作権・特許権などの権利は開発者個人に帰属します(※2)
・企業とのNDA契約は不要
 研究成果を論文にして公開することも問題ありません
・開発成果はオープンソースで公開することを条件とします
開発者はGitHubなどオープンな開発リポジトリを利用可能です

【応募先】
・詳細はサイボウズ・ラボユース募集要項のページをご確認ください。
 http://labs.cybozu.co.jp/recruit/youth.html

(※1)学生が親の扶養を外れない程度の金額を想定しています

(※2)開発の成果物の帰属について

開発の結果、得られる成果物にかかる知的財産権は開発者個人に帰属します。開発成果はオープンソースライセンスに基づき、広く世の中に公開されることを期待します。通常、企業でのアルバイトやインターンを開始するときには、個人と企業との間で機密保持契約(NDA)を締結することが一般的ですが、サイボウズ・ラボユースでは、企業の業務に直接関わらない個人のソフトウェア開発の支援を行う制度のため、NDAの締結は特に不要となっています。開発成果物の権利も企業ではなく、個人本人に帰属するため、個人で開発した既存ソフトウェアの改善や、大学の研究室での活動などを研究テーマとして選択し、開発プロジェクトに活かして頂くことも可能です。

参考:サイボウズ・ラボ設立のリリース(2005年)
http://cybozu.co.jp/company/news/2005/20050725.html